愛し*愛しの旦那サマ。

パクパクと牛スジ~(以下略)を食べてくれる臣くんをじ~っと見ていると、ピタリ、と臣くんの手が止まって、


「食べないの?」


と、声をかけてくれる。


「臣くんが私が作ったご飯食べてくれるの見てたら、何だか、お腹いっぱいになりそう」

「じゃあ、腹いっぱいになる前にさっさと食え」

「あと一分だけ見てる」

「―…キモイから、さっさと食え」


さっさと食え、発言に“ちぇ~っ”と心でいじけちゃう。

でも、理沙子にあまりしつこくするなって言われたから、今日はこの辺にしておこうってことで、私も夕食を“いただきま~す”。

パクパクとご飯を食べていると、臣くんはさっさと食べ終えてしまい、席を立つ。


「どこ行くのっ?!」


慌ててそう尋ねると、


「―…風呂だよ」


と、若干ご立腹な口調で臣くんが答える。


ナンテコッタイ!!(まぁ、食事後はお風呂に入るのはわかってるんだけど)と、私は慌てて夕食をかきこんで、臣くんの後を急いで追いかける。


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