愛し*愛しの旦那サマ。

ちょうど、髪を乾かし終えたところで、臣くんが寝室に入ってくる。私は臣くんと入れ替わるように、洗面所へ行き、これまた高速歯磨きをして、寝室へ……

寝室へ向かおうとしたのだけど、夕食の片づけが、まだだったことに気がついて、食後のお皿さん達をマッハで食洗機へ突っ込む。

ごめんね、お皿さん達、今日は手洗いでなくて。食洗機さん、今日は君の活躍に任せたヨ。

そんな思いで食洗機のスイッチをオンにして、私は寝室へと向かう。

寝室へ行くと、既に臣くんはダブルベッドに横になってた。もぞもぞと、私も臣くんの隣に侵入させていただく。


「臣くん、臣くん」


と、臣くんの背中に声をかけてみるけど、


「……」


応答ナシ。


「臣くん、臣くん」


試しにもう一回読んでみる。


「……」


やっぱり応答ナシ。


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