愛し*愛しの旦那サマ。

そんな理沙子の言葉に、


「じゃあ、幸代ちゃんは今、幸せってことなんだな~」


良かった良かった~、


と、何だかだんだん虚ろな目になってきた塚本がしみじみと言う。

そして、


「あの日さ~、俺も含めてイケメン揃いだったけど、その中で臣に一目ぼれしたのって何で~?」


イマサラデスカ?


と、突っ込みたくなるような質問をしてくる塚本。

でも、そんなに聞きたいのならば仕方ないわネ、

と、思って、


「私はね、別にメンクイじゃないの。確かに、イケメン揃いだったかもしれないけど、臣くんが現れなかったら、あの日は、お酒一筋で一夜を過ごすハズだったもの。だけど、突然、臣くんが現れて……気付けば自然と心が奪われてたの……」


とにかく、恋におちる瞬間って理屈じゃないのね……


と、(ペラペラ)語ってあげる私。


「なるほど~、それが親告罪まがいの恋の始まりか~」

「ナニ、ソレ」

「いやいや~、何でもないよ~、幸代ちゃん、貴重なお話ありがと~」

「……(何カ、ヒッカカル……)」


そんな会話を塚本としていると、


「じゃあ、そろそろ帰ろうかな」


と、理沙子。


< 283 / 498 >

この作品をシェア

pagetop