愛し*愛しの旦那サマ。
「ほら、塚本。アンタもそれ一本飲んだら帰るわよ」
「え~、せめて臣の顔を見てじゃないと、帰れない~」
「じゃあ、私の臣くんフォトブックを特別に見せてあげるから、さっさとお帰り下さい……」
「ついでにせめて一言、臣と会話してからじゃないと帰れない~」
「……」
ヤッパリ、コイツノ本命ハ私ノ旦那カ……
「ねぇ、幸代ちゃ~ん、大人の事情でお父さんと出かけてるって言ってたけど、結局こんな時間まで何処にいるの~?」
「……飲みに出かけただけよ」
「飲みに……って、はは~、今頃、二人でいかがわしい店に行ってたりして~」
「違 い ま す 。チーママ鶴子が在籍している、普通の ク ラ ブ です」
「じゃあ、今頃、臣はクラブのオネーサマ方にモテモテだ~、手書きのマジ連絡先が載った特別名刺渡されて迫られてるわ~」
ははは~、
と、ご機嫌に笑う塚本の姿に、思わず右手に持っていた缶チューハイをバギボギ……ッと、握りつぶしてしまう私……