愛し*愛しの旦那サマ。

そんな状況で、


「で、どうすんの?これから?」


冷静に私に尋ねる理沙子。


「どうしよう……とりあえず、臣くんの元に帰るにしても、もう少し時間が欲しい……」


気持ちの整理をして、落ち着きを取り戻したい私……


「じゃあさぁ、せっかく夜の街に仲良しトリオが集まったことだし~、幸代ちゃんを励ます為、近くで飲むとしますかぁ~一軒ぐらいなら奢るよ~」


私を励ます気があるのかどうか怪しい、ただ飲みたいだけな気がする塚本……


「……でも、理沙子、そろそろ帰らないと行けないんじゃ」


と、言いつつも、瞳を潤ませて理沙子に本当はまだ側に居て欲しい気持ちをアピールする私。


全ての決定権は理沙子さま次第―…


「じゃあ、」

「じゃあ……?」

「久しぶりにあそこ行ってみようか」


リサコサマッ……!


というわけで、現在、私と理沙子が独身時代にちょこちょこ通っていた、かまトト倶楽部で飲んでいる状況なんです。(塚本ハ、今夜ガ初来店)


理沙子と理沙子の旦那さんにも心よりお詫びを申し上げたい……


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