愛し*愛しの旦那サマ。

寝室のドアを開けると、まだ眠りについている素敵な臣くんの姿が。


ホント何時見ても、綺麗な寝顔だこと……


もう、幸代的重要文化財だよね。

本当は、もうちょっと臣くんのことを眺めていたいけど、私がうっかりしていたばかりに今から味噌を求めて、臣くんとしばしのおわかれ―…

さっさと買いに行って、さっさと戻って、ちゃちゃっとお味噌汁を作って、またじっくり臣くんを起こしにこようかな。

でも、私が出かけている間に、臣くん、目を覚ましてしまうかもしれない―…


「……!」


臣くんが目を覚ました時に、何時もいる私が家にいなかったら、臣くん心配しちゃうんじゃ??


一昨日の件もあるし、せっかく寝ているところ申し訳ないけど、ちょっと一言、声をかけて行くべきよね!


そんな結論も出たところで―…


「臣く~ん、日曜日の朝ですよ~」


幸代の目覚まし(癒し)ヴォイス、ON。


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