アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】
ーーー今から数年前---


『わーーーん、どうして・・・。
 完璧な男なら、女の子は振り向くって・・・』


「おお、息子よ、何をそんなに嘆いてイルノデスカ?」


泣いていた息子は、おもいっきり私の胸のなかに、


いきおいよく飛び込んでキマシタ。


『頭のいい男なら、女は捨てておかない、
 てお父さんいったよね?』


アレ、そんなことイイマシタ。

100回は、イイマシタ。


それが何か泣いていることと、関係があるんでショウカ?


「アレキン、どうしてんデスカ?
 女の子、て言いましたネ」

『そうだよ、ううっ・・・。
 茜ちゃんに、オモロない、男は好かんって』


「茜ちゃん?ああ、クラスの大将さん、デシタカ。
 強い、面白い、女の子だったヨネ」


アレキンが小学校で転校したての頃、

話ベタで友達と言える子が居なかった時、

初めて話しかけてくれた、

少女だったと記憶している。




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