復讐神



僕は、人を殺すのが楽しくて仕方ないんだ。



だから、高校なんて、眼中にない。



なかった…。



『高校には、おまえの好きそうなものがいっぱいあるぞ。』







好きそうなもの…?



僕のかい?








ふっ



「ククククッ、それ、本当だよねえ?」




まあ、暇潰しに行くのも悪くない。



嫌になったら、行かなきゃいいんだしね?



そう思うと僕は、胸のワクワクを止められない。



「本当だ。そしてお前に、殺す以外に好きなことができるのを祈ってる。」



_____________ブツッ…







電話がきれた。



…殺す以外に好きなこと、



…ふっ



「ククククックク、クハハハッ」



そんなもの出来るわけない。







僕の心には、復讐心、そして、人を殺したいという願望しかない。



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