不謹慎ラブソング
帰宅
夜空の星は歌う。
 

私たちの手が届かない程遠いところで、私たちに聞こえない程小さな声で。
 

けれど、私にはその声が聞こえる。
 

いつも夜中、誰の声かも分からぬような奇怪な声が耳元で囁くから。
 

お母さんを殺しなさい、って。
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