最後の夏休み Last Summer Days.
「ねぇ、小説家」



夕日が入り込む薄暗い一人の部屋に声が響く。



「おせっかいだけど、アタシがこの手紙を届けるよ」



アナタが愛したヒトを見てみたいから。



「怒るかな?」



でも、アタシは行くよ。



こんなカタチじゃ思いは伝わらない。



アナタが教えてくれたんだよ。



それと、アナタに会って確かめたいことがあるから。
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