オフィスの甘い獣(ケダモノ)
【10】 甘い甘いオフィス

佑月side~

副社長に好みのタイプじゃないと言われ…昨日の夜の言葉は嘘だったんだと気づいた。



夢中で副社長室に戻って…パソコンを立ち上げたけど…


ショックの余りに涙で頬を濡らしてしまった。



乱れた心のまま、副社長と一緒に仕事なんて出来ない。



悩んでいると副社長が部屋に戻って来た。



室内の様子を隠そうとブラインドのルーバーの向きを変えて…外の廊下を遮断する。



私と副社長は密室化した部屋で対峙した。



彼の言葉を訊いて誤解だと判る。




彼は私を抱き締めて顎に指を掛けて甘いキスを落とした。



永遠に続きそうな終わりのない彼のキス…


私は彼の唇が離れても…そう簡単に彼のキスの余韻から離れられなかった。



そんなキスに溺れた私に意地悪く再び、顔を近づけて来る。



彼に油断も隙を見せてはいけないーーー・・・

< 103 / 318 >

この作品をシェア

pagetop