オフィスの甘い獣(ケダモノ)
何とかパスワードを入力し終えて…パソコンが立ち上がった。
「パスワード憶えました?」
「ううん…俺のパソコンを立ち上げるのは君の役目だ…」
「私の役目って…」
「君は俺の秘書だろ?」
「・・・」
「ほら…俺の膝上から解放してあげる」
私はようやく…立ち上がるコトが出来た。
「こっち向いて…」
背中を向けていた私の身体をクルリと半回転させて…そのまま自分の足の間に引き込んだ。
椅子は入口方向を向いていたのに、今は全面硝子に向いていた。
そして、私の身体を一気に抱き寄せる。
高い背凭れが私の姿を隠した。
重なる唇。
さっきまで感じていた寂しさが嘘のように幸福感で満たされていった。
「パスワード憶えました?」
「ううん…俺のパソコンを立ち上げるのは君の役目だ…」
「私の役目って…」
「君は俺の秘書だろ?」
「・・・」
「ほら…俺の膝上から解放してあげる」
私はようやく…立ち上がるコトが出来た。
「こっち向いて…」
背中を向けていた私の身体をクルリと半回転させて…そのまま自分の足の間に引き込んだ。
椅子は入口方向を向いていたのに、今は全面硝子に向いていた。
そして、私の身体を一気に抱き寄せる。
高い背凭れが私の姿を隠した。
重なる唇。
さっきまで感じていた寂しさが嘘のように幸福感で満たされていった。