オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「せっかく…佑月と甘い夜を過ごそうと部屋をリザーブしたのに…皆…酷いよ~」




「ふふっ」



愚痴る副社長が少し可愛く見えた。



「…おかしい?」



「別に…」



「…佑月は楽しみじゃあなかった?」



「楽しみって…まぁ…」



「…Hだな…佑月…」



「わ、私はまだ…何も…」



「…他の男には言うなよ…俺だけの限定だから」


「限定って?」



「…他の男とも試してみたいと思ってるの?」


「私は…臣さんだけです…」



「副社長でいい…俺を臣と呼ぶな…」



「あ、はい…」


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