オフィスの甘い獣(ケダモノ)
俺はクリスマス用にラッピングされた指輪を受け取り、店を出て家路を急いだ。



「気になる郵便物ってこれか?」



「ああ~」



中身は隠し撮りされた佑月と頼社長の食事をする姿。



「頼社長にも確認取ったよ…秘書の佑月を労った唯のディナーだって…ディナーの後はタクシーで家に帰したから…安心しろって・・・」




「…そうか…」




唯のディナーと言え相手は超絶世の美青年社長。



冷静でいたいけど…心の中にはモヤモヤ感が溢れる。




「嫉妬してるのか?」



「別に…」



「…佑月を信じてやれ…」



「信じてるよ…しかし…何でお前の所にこんなもんが送られて来たんだ?」


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