オフィスの甘い獣(ケダモノ)




ダーツを止めて、BARのカウンターのスツールに並んで座った。


「投げ方も君にレクチャーしたかったけど…今度教えてあげるよ」



「ありがとうございます…」



臣さんと過ごす間に言えしれない違和感を感じ始める。




「貴方…本当に臣さんですか?」
 



顔は瓜二つでスーツとネクタイも今朝と似た装い、フレグランスも同じだけど…


言葉遣いが妙に丁寧なのが…気になった。



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