御劔 光の風3
「気を抜くなよ!周りを見て動け!大丈夫だ、勝てる!」
「はいっ!」
貴未の指示が自然と皆に行き渡り、再び闘志を取り戻した雄叫びが辺りに響いた。
声を出せ、自分を高める為には大声を張り上げろ、その教えを受けた戦士たちが次々に立ち向かっていく。
彼らの闘志を背に受けながら貴未もこれまで以上に気合を入れて柄を握りしめた。
「貴未さん!」
一人の兵士が間合いを取る為かふと貴未の傍に寄る。
背中を預け合うような形になった兵士は目の端で貴未を確認しながら尋ねてきた。
「貴未さんは彼らのような敵を相手にした事、あるんですか?」
既に戦いの渦に巻き込まれたこの場所では声を張り上げないとお互いの耳には届かない。
兵士の声は辛うじて貴未の耳に届き、魔物に切り掛かり間合いを取るために戻ってきた彼に答えた。
「そうそう有る訳ないでしょ!?こんな輩!」
「なのに、その勇気ですか!頭が下がります!私たちも見習わねば!」
その言葉に貴未は微笑んだ。
「俺たちが最前線にいる!絶対守りぬくぞ!!」
「おお!」
貴未の言葉に闘志を取り戻した声が大きく答える。
誰が相手でも自分たちの後ろには守るべきものがある、その気持ちを強くした。
兵士たちと魔物の戦いは城門を突破された事により始まったが、突破されたのは一ヶ所ではなかった。
次々と魔物の群れが城門をくぐろうと押し寄せてきている、城内への侵入も時間の問題にすぎないのだ。
予想通りに大した時間稼ぎも出来ず城門を突破された事には勿論カルサも気が付いていた。
「はいっ!」
貴未の指示が自然と皆に行き渡り、再び闘志を取り戻した雄叫びが辺りに響いた。
声を出せ、自分を高める為には大声を張り上げろ、その教えを受けた戦士たちが次々に立ち向かっていく。
彼らの闘志を背に受けながら貴未もこれまで以上に気合を入れて柄を握りしめた。
「貴未さん!」
一人の兵士が間合いを取る為かふと貴未の傍に寄る。
背中を預け合うような形になった兵士は目の端で貴未を確認しながら尋ねてきた。
「貴未さんは彼らのような敵を相手にした事、あるんですか?」
既に戦いの渦に巻き込まれたこの場所では声を張り上げないとお互いの耳には届かない。
兵士の声は辛うじて貴未の耳に届き、魔物に切り掛かり間合いを取るために戻ってきた彼に答えた。
「そうそう有る訳ないでしょ!?こんな輩!」
「なのに、その勇気ですか!頭が下がります!私たちも見習わねば!」
その言葉に貴未は微笑んだ。
「俺たちが最前線にいる!絶対守りぬくぞ!!」
「おお!」
貴未の言葉に闘志を取り戻した声が大きく答える。
誰が相手でも自分たちの後ろには守るべきものがある、その気持ちを強くした。
兵士たちと魔物の戦いは城門を突破された事により始まったが、突破されたのは一ヶ所ではなかった。
次々と魔物の群れが城門をくぐろうと押し寄せてきている、城内への侵入も時間の問題にすぎないのだ。
予想通りに大した時間稼ぎも出来ず城門を突破された事には勿論カルサも気が付いていた。