君の『好き』【完】
双子.......
夏休みに、死んだ.......
「マジか」
「んで、その兄貴と付き合ってたのが、今の吉井の彼女」
えっ........
「女が吉井を死んだ彼氏の身代わりにしているって、噂になってるらしいよ。
まぁ、双子だからな。顔も同じなら、そうなっちゃうよな」
「でも、吉井はそれでいいのかよ、だってあいつ前は確か.....」
私がくるっと振り向くと、
「やべっ」と、男子が口元を押さえた。
「あっち行こうぜ」
2人の男子がその場を離れたその後ろに.......
「海くん......」