凪とスウェル
「おおっ、そうじゃ。
すずちゃん、隆治に勉強教えてやってくれんかのう?」
「「えぇっ?」」
同時に声を上げるあたしと隆治。
「コイツはあんまり成績がようのうてのう。
すずちゃんと一緒に勉強したら、点数が上がるかもしれんじゃろう?
隆治、せっかくじゃけぇ、一緒に勉強してもらえ」
隆治は何とも複雑そうな顔をしている。
「すずちゃん、頼んでもええかのう?」
隆治のおじいちゃんとはよく話すけど、こんなふうに何かをお願いされるのは初めてだ。
「あたしは構わないんですけど、あの…隆治君がイヤじゃないかと…」
チラリ隆治を見ると、隆治はあたしをギロリ睨んでいた。
「隆治。お前イヤなんか?」
おじいちゃんの低く鋭い声が響く。
「いや、別に。
イヤじゃねぇけど…」
「ほんなら、すぐに部屋行って勉強せえ。
隆治、冷蔵庫にジュースがあるけぇ、すずちゃんに出してやるんどー」
「……。へーい」
すずちゃん、隆治に勉強教えてやってくれんかのう?」
「「えぇっ?」」
同時に声を上げるあたしと隆治。
「コイツはあんまり成績がようのうてのう。
すずちゃんと一緒に勉強したら、点数が上がるかもしれんじゃろう?
隆治、せっかくじゃけぇ、一緒に勉強してもらえ」
隆治は何とも複雑そうな顔をしている。
「すずちゃん、頼んでもええかのう?」
隆治のおじいちゃんとはよく話すけど、こんなふうに何かをお願いされるのは初めてだ。
「あたしは構わないんですけど、あの…隆治君がイヤじゃないかと…」
チラリ隆治を見ると、隆治はあたしをギロリ睨んでいた。
「隆治。お前イヤなんか?」
おじいちゃんの低く鋭い声が響く。
「いや、別に。
イヤじゃねぇけど…」
「ほんなら、すぐに部屋行って勉強せえ。
隆治、冷蔵庫にジュースがあるけぇ、すずちゃんに出してやるんどー」
「……。へーい」