凪とスウェル
開始早々、おばあちゃんはやたらとご機嫌で、隆治にお酒を勧めながら、自分もおいしそうに飲んでいた。


昔はこうして、よく4人でご飯を食べたっけ。


もうあたし達は、お酒を飲める年齢になったんだね…。


あたしもお酒を口にしながら、おばあちゃんと母さんのおいしい料理を堪能した。


宴も2時間くらいすると、おばあちゃんは眠くなったと言い始めて、自分の部屋に入ってしまった。


3人でしばらく話していたけれど、母さんもすっかり酔ってしまったようで。


片付けはあたしがやるからと言って、母さんには先に休んでもらった。


食器を台所に運んだり、残り物をラップに包んで冷蔵庫に入れたりするのを隆治が手伝ってくれて。


あたしはささっと洗い物をし、二人で台所の椅子に腰掛けた。


「どうする?まだ21時だけど…、もう寝る?」


開始が18時だったから、意外にまだまだ時間が早いんだよね。


あたしの問いに、うーんと隆治が考えている。


「二人で飲み直そうか」


隆治の提案にちょっとドキッとしたけれど、明日の午前中には隆治は出発してしまうし。


もう少し一緒にいたいと思ってしまった。


「じゅあ2階で飲もう。下だと二人を起こしちゃうから」


缶チューハイを何本か冷蔵庫から出し、適当におつまみの袋を手にすると、あたしと隆治は2階へと上がり、あたしの部屋に入った。
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