凪とスウェル
それからというもの、あたしと八神と湯本さんは、毎日のように同じ便のフェリーで学校に通った。
さすがに毎日顔を合わせていると、あたしは湯本さんとも話せるようになり、すっかり仲良くなってしまった。
彼女は見た目が可愛いだけでなく性格も良い子で、非の打ち所がない子だなとあたしは感心していた。
八神はいい加減な人が嫌いと言っていたし、こんな良い子なら仲良くしてもおかしくないなと、そんなことを思い始めていた。
そんな日々が続き、吹く風が少し涼しくなって来た9月の下旬、偶然帰りのフェリーで湯本さんと一緒になった。
「珍しいね。湯本さんとこの時間一緒になるなんて」
「今日は寄り道しなかったから」
あたし達は客室へと向かい、隣同士に腰掛けた。
さすがに毎日顔を合わせていると、あたしは湯本さんとも話せるようになり、すっかり仲良くなってしまった。
彼女は見た目が可愛いだけでなく性格も良い子で、非の打ち所がない子だなとあたしは感心していた。
八神はいい加減な人が嫌いと言っていたし、こんな良い子なら仲良くしてもおかしくないなと、そんなことを思い始めていた。
そんな日々が続き、吹く風が少し涼しくなって来た9月の下旬、偶然帰りのフェリーで湯本さんと一緒になった。
「珍しいね。湯本さんとこの時間一緒になるなんて」
「今日は寄り道しなかったから」
あたし達は客室へと向かい、隣同士に腰掛けた。