凪とスウェル
「ちょっと八神!アンタ何言ってんの?」
付き合ってるとか告白したとか、嘘ばっかり並べて!
「あの子、アンタのことが好きなのよ?
そんなこと言われたら、傷ついちゃうじゃない!」
言った後、ハッとした。
しまった。
あたしがそんなこと言っちゃダメなのに、つい口が滑ってしまった。
どうしよう…。
肩をすくめていると、八神がはぁと息を吐いた。
「知ってたよ」
「え…?」
「アイツの気持ち、知ってた」
うそ…。
八神は、湯本さんの気持ちに気づいてたの…?
「ついでに言うとさ、お前がアイツに気を遣ってフェリーの便を変えたり、俺らと離れて座ってることにも気づいてた」
「八神…」
付き合ってるとか告白したとか、嘘ばっかり並べて!
「あの子、アンタのことが好きなのよ?
そんなこと言われたら、傷ついちゃうじゃない!」
言った後、ハッとした。
しまった。
あたしがそんなこと言っちゃダメなのに、つい口が滑ってしまった。
どうしよう…。
肩をすくめていると、八神がはぁと息を吐いた。
「知ってたよ」
「え…?」
「アイツの気持ち、知ってた」
うそ…。
八神は、湯本さんの気持ちに気づいてたの…?
「ついでに言うとさ、お前がアイツに気を遣ってフェリーの便を変えたり、俺らと離れて座ってることにも気づいてた」
「八神…」