バスケ部員と同じ屋根の下
私は千影君の後をこっそりと尾行する。



もう一人は隣のクラスの女の子。顔は憶えている名前が出てこなかった。



この状況からして愛の告白か・・・



茂みの身を潜めて二人の様子を盗み見る。



「私…風見君が好き…付き合って下さい…」



「俺今は…」



「やっぱり…門田さんのコトを」



「美亜は・・・」



千影君は言葉を濁すばかりで曖昧に彼女の告白をかわした。


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