バスケ部員と同じ屋根の下
「違うわよ!」



「素直になれよ…」



千影君は私の背中を壁にドンに押し付ける。



「千影君?」



逃げようとする私の顔の両側を千影君の腕が塞いだ。



「私は…」



「どうして気になる?」



「どうしてって・・・」



「!?」



千影君の顔が私の顔に近づいていく。



唇に感じる温かく柔らかい感触は千影君の唇。





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