やくたたずの恋
玄関から繋がる廊下の先に、開けっ放しになったドアが見えた。その先から、男の声か聞こえてきた。
「お嬢ちゃん? 何だそりゃ。面接か?」
「違うって! 何か、議員さんの娘さんだって言ってるよー」
「ああ?」
ほのかに怒りを感じさせつつ、男は言葉を続ける。
「Cカップ以上なら、通していいぜ!」
女性はその基準の下に、雛子を見た。小柄で童顔な雛子の姿を、ゆっくりと見回す。その視線は、アンサンブルのニットに包まれた胸の当たりで止まった。
咄嗟に雛子は両手で胸を隠すが、もう遅い。女性の目が「ああ、Bカップね」と語っている。
「お嬢ちゃん? 何だそりゃ。面接か?」
「違うって! 何か、議員さんの娘さんだって言ってるよー」
「ああ?」
ほのかに怒りを感じさせつつ、男は言葉を続ける。
「Cカップ以上なら、通していいぜ!」
女性はその基準の下に、雛子を見た。小柄で童顔な雛子の姿を、ゆっくりと見回す。その視線は、アンサンブルのニットに包まれた胸の当たりで止まった。
咄嗟に雛子は両手で胸を隠すが、もう遅い。女性の目が「ああ、Bカップね」と語っている。