定期からはじまる恋
半年前。
彼の降りる駅より3つ前で降りる私。
朝の通勤、通学ラッシュの満員電車。
なかなか降りることができなくて、むりやり電車から飛び降りた。
いそいで改札に向かってる途中。
「ちょっと!すいません!」
振り返ると、彼がいて。
「定期、落としましたよ」
って。
慌ててお礼を言ってホームを出ようとした時気づいた。
あれ、あの人。
電車、今出発しちゃった…。
急いで彼を追いかけた。
「あの!電車、いっちゃいましたよね?ほんと、すいません!」
「あ、いいっていいって。気にしないで。俺が勝手にやったことだし。」
八重歯がみえた。
クシャッと笑う彼はきっとクラスのムードメーカかもしれない。
その瞬間、私は恋に落ちたんだ。
「でも…ほんと、ありがとうございました!」
「全然いいっすよ!じゃ!」
そう言って彼はホームに戻っていった。
彼の降りる駅より3つ前で降りる私。
朝の通勤、通学ラッシュの満員電車。
なかなか降りることができなくて、むりやり電車から飛び降りた。
いそいで改札に向かってる途中。
「ちょっと!すいません!」
振り返ると、彼がいて。
「定期、落としましたよ」
って。
慌ててお礼を言ってホームを出ようとした時気づいた。
あれ、あの人。
電車、今出発しちゃった…。
急いで彼を追いかけた。
「あの!電車、いっちゃいましたよね?ほんと、すいません!」
「あ、いいっていいって。気にしないで。俺が勝手にやったことだし。」
八重歯がみえた。
クシャッと笑う彼はきっとクラスのムードメーカかもしれない。
その瞬間、私は恋に落ちたんだ。
「でも…ほんと、ありがとうございました!」
「全然いいっすよ!じゃ!」
そう言って彼はホームに戻っていった。