未来からの贈り物
デート経験がほとんど無いと言っても過言でない僕が、それなりにプランを立ててみた。

まぁ一馬のアドバイスがほとんどではあるが…


さて、とりあえずコジャレたカフェにでも…と思いながら歩きだすと志穂さんが僕の腕を引いて


「こっちです。」


と…


辿り着いた場所は公園であった。


「今日みたいに天気の良い日は良くここに来るんですよ。」


そう言って彼女は公園の中にあるベンチに座った。


結構広い公園で、子供達が遊具で遊んでいる。


街とは違いここはゆっくりと時間が流れている様に感じられた。


何かこういうのも良いなぁと思っていると、志穂さんはおもむろにカバンから何かを取り出す。


「味は自信ないけど…見た目はそれっぽいでしょ?」


志穂さんの手元を見るとそこには手作りのサンドイッチがあった。

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