世界一幸せな国Ⅰ


男A「ほんと君たちは物好きなんだな。お兄ちゃんたちは眠らせただけだったけど、君たちはそうはいかないのか。……あとで泣いても知らねーよ?」


「まぁ、戯言は終わってからにしようぜ。あ、そうだ。ルールをひとつだけ決めよう」



男A「は?ルール?んなもん……」

「私らとやってる時に兄様たちに手を出さないこと」



卑怯なこいつらが1番やりそうなことだと思った。


これだけは釘を刺しておかないと。




男A「……は、それだけ?」


「フェアじゃない勝負はしたくない」



私の言葉を聞いた男は、少し考えた後、こう言った。




男A「お前らがそれでいいのなら」


「……ユアン、撮れたか?」



私は答えを聞いて直ぐ、確認する。
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