世界一幸せな国Ⅰ




「……うん、うん……大好きだから……大切だから、もう絶対に……離れないよ」





彼「……俺もだよ。……だから、二度と……あんな真似しないで」




「……わかった、約束する。……彼方もだよ……」




彼「……もちろん。……藍乃……愛してる」




「私も彼方のこと、愛してるよ」




そこには二人の時間が流れていた。


悠馬がいるということも忘れて。


神がいることも忘れて……



悠「これは、明日発行の天界新聞に載せなくては……!」

『否、今から号外として配れ』

悠「あーいよ!」


悠馬がさっさと書き上げた号外は一瞬にして増刷され、宙を舞った。



「「やめろぉおお!!!!」」
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