好きのおもさ

素っ気なく返事をしているというのに、私に話しかけてくれる.


嬉しいわけではない、珍しいのだ.


まぁそのうち私に声をかける人なんていなくなり、さらには私の存在感なんて無くなってしまうだろう.



それまでの辛抱だ.


下駄箱から靴を出し、私は校舎から出て行った.



そうそう私は入学した次の日から、バイトに行っている.


火曜日から木曜日までバイトを入れた.


生活費を稼ぐために.

< 11 / 471 >

この作品をシェア

pagetop