好きのおもさ

『おまえ、そんなことで傷つくのか?


弱いな』



『俺がおまえに人生の楽しさを教えてやる』




『おまえに何が起こったのかしらねぇが、俺はおまえに学校が毎日楽しいようにしてやる!


明日が来るのを楽しめるようにしてやる!!』




次から次へと宇川くんから言われたことを思い出してしまう。



こんなに細かく思い出してしまうのは、きっと日記のせいだ。



実は私はもうずいぶん前か日記をつけている。



それをこの前読み返したからだ。


時々不意に読み返すから、その時にまた想起したんだろう。



だから記憶されたんだな。


ふと日記帳を置いている場所に、目を向けた。



「どうした?


さっきから挙動がおかしいぞ」



するとこちらを見ていた宇川くんに聞かれた。



「別に…


テレビでもつけようか」



机の上に置いてあるリモコンに手を伸ばす。




< 269 / 471 >

この作品をシェア

pagetop