好きのおもさ

嫌だよ…友広くんのことを話して、心を開放させたくない。


だから宇川くんは私を解き放つことはできないんだ。



「宇川くんは…」


そのことを彼に言うかは迷う。



「何だよ?

遠慮なく言ってみ?
俺はお前のことだったら、聞いてやるから」



上から来るのには納得いかないけど。


彼自身がそう言うのであれば。


私は遠慮なく発言させてもらうことにしよう。



「宇川くんには私の気持ち、わかってもらえない」



「そんなはずねぇよ。


いくら俺が馬鹿だとしても、人の気持ちを理解するなんて簡単なことさ」



そうやって安易に受け止めてること事態が間違ってることに、いつ気が付くのだろうか。



ここで私は感情を荒げて否定するのか。


そしたらいつもと変わらないやりとりだ。


今はいつもと少し違う話なんだ。


在り来りなやりとりは今回、やめにしとこう。




「…とにかく、宇川くんのその気持ちだけもらうよ。



ありがとう」



< 277 / 471 >

この作品をシェア

pagetop