好きのおもさ
無意識に宇川くんを見てみる。
すると彼は私の意見に賛成してるのかわからないが、とりあえず私に何か送っている。
メッセージを。
「自分の思ってることを言え」
彼はそう合図した。
何でここで黙ってるの。
ちゃんと口に出して言えばいいじゃん。
私を責める時は、思いっきり口に出したくせに。
「私もみんなと思ってることは同じです。
だけど本番には自信に変わってると思います。
なぜならこのクラスは、やれば出来る子達ばかりだから。
団結性があるから、大丈夫だと思います」
前を向きながら意見をするのは怖い。
みんながこちらを見てるけど、私はひとりひとりの目を見てない。
私の意見に委員長の表情が緩む。
「後は私に任せて」
といった感じが伝わって来る。
「加奈ちゃんがこう言ってます。
彼女の意見に反論等はないですよね?
何かまだ意見がある人はいますか?」