好きのおもさ
「そうだよ、宇川くんのおかげ」
素直に言える自分。
コツコツと努力を重ねてからこそのこの素直さ。
前と比べて…少し心が晴れている気がする。
私が言ったことに、少しだけ顔を赤らめている宇川くんがいた。
「そういえば立山。
文化祭のプログラム、見たか?」
思い出すように言う彼。
そういえばそんなもの、さっき新上さんからもらったな。
他の人はだいぶ前に貰ったみたいだけど。
「まだ見てない…」
そっか。 それを見ればクラスでやることが分かるかも知れない。
「言っとくけど、プログラム見てもクラスでやること、何するかわからないと思うけど」
…心を読まれた。
他人に心を読まれるのは、慣れてない。
「じゃあ何で話題に出したの」
「それは…その…
文化祭のフィナーレ…何するか見たかなと思って」