好きのおもさ

テスト期間中なため先生は話を手短にしてくれる.


生徒に少しでも勉強をしてもらいたい、点数を上げてもらいたいって言う先生の小さな思いからだ.



私はいつも通りに力を発揮した――――






――――――――――――――



「はい! やめ!」


先生のテスト終了の合図にみんなが背伸びを始めた.


「後ろの席の人から前の方の人に渡して、回収して下さい」


ようやく期末テストが終わった.


今回のテストもいつもと変わらずに、よくできた.


結果が楽しみだ.



そしてやり直しとかを終えたら、後は待つだけで夏休み!!



楽しみだな.


だってやっと誰とも接しないでいいんだから.


まぁバイトには行くけどね.


バイトは結構楽しい.


やり甲斐を感じられるから.





そして先生の話も終わると、下校となった.



玄関に行き、靴を履き替える.


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