Heat haze〜陽炎〜
時の流れ
約束の日
私は平静を装い大学へ
キャンパスを歩いていると弘人先輩に呼び止められた
「りょう、おはよう。」
相変わらずカッコいい
「おはよう。先輩。」
一緒に講堂までむかう
「今日さ、りょう午後から抗議無いでしょ?
久しぶりに映画でも行かない?」
ビクッ
不意に言われた一言に血の気が引いていくのがわかる
「ごめんなさい。
今日は予定があるんです。」
「予定?なんの?」
ヤバい
どうしよう
上手く誤魔化さないと
きっと
先輩がモト兄の事を知ったら会いに行かせてもらえない
「高校の時の友達がこっちに来てて、東京案内含めて遊ぶ約束しちゃったんです。」
「なんだぁ―。じゃしかたないか。
その友達によろしくな。」
そう言って先輩の背中を見送る
チクリ
生まれた罪悪感…
ごめんなさい先輩
私は平静を装い大学へ
キャンパスを歩いていると弘人先輩に呼び止められた
「りょう、おはよう。」
相変わらずカッコいい
「おはよう。先輩。」
一緒に講堂までむかう
「今日さ、りょう午後から抗議無いでしょ?
久しぶりに映画でも行かない?」
ビクッ
不意に言われた一言に血の気が引いていくのがわかる
「ごめんなさい。
今日は予定があるんです。」
「予定?なんの?」
ヤバい
どうしよう
上手く誤魔化さないと
きっと
先輩がモト兄の事を知ったら会いに行かせてもらえない
「高校の時の友達がこっちに来てて、東京案内含めて遊ぶ約束しちゃったんです。」
「なんだぁ―。じゃしかたないか。
その友達によろしくな。」
そう言って先輩の背中を見送る
チクリ
生まれた罪悪感…
ごめんなさい先輩