〜今、キミに伝えたい〜
「つまんないなら、帰ればいいでしょ」


口が勝手に動いて、あきに冷たい言葉を吐き続ける。


楓夏は、その時自覚した。

私は、愛海と仲良く喋るあきに“嫉妬”してたんだ。

二年の時にはいつも隣で笑っていたのに、離れていってしまうようで。

あきが愛海を連れて行ってしまうようで。

その日がいつ来るのか、いつも怖かった。


その負の気持ちが、誰にも話せなくて。
今、爆発しちゃったんだね。



「帰っちゃうんだからね!!」


楓夏の冷たい言葉を浴びたあきは、涙目になりながら、走って家へと帰っていった。

その後、違う公園へと移動して、二人で遊んだ。


折角、久しぶりに二人きりで遊べたのに。

なぜか、全然楽しくなかった。
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