Golden Apple
放課後、昇降口でローファーを履いている後ろから肩を掴まれた。振り払ってからそちらを振り返ると、ミカミ。
「何処へ?」
「え、家に」
答えて、そう言えばミカミと一緒に帰ってたなと思い出すあたしの脳味噌。思えば三学期が始まってからも帰っていない。
「あ、ごめん。忘れてた」
呆れたように溜め息を吐かれる。
あたしがローファーを履いているのを見て、ミカミも靴を履いた。手を繋がれて、引っ張られる。
「ミカミって潔癖症だったの?」
繋がれた手を見ながら問うてみた。