Golden Apple
タクトはミカミの幼なじみらしいし、それなりに仲良くもしてるんだから確かにそれをした意味は分かる。
でも、そこまですること?
タクトは強い。頭になるくらいなんだから。
それでもミカミは手を出した。
「これはあたしの推論だし、今回の件とは関係なく、友達として言うけど。ミカミはキッシーの頼みを聞いたんだ?」
「…そんなことないよ…」
「じゃあミカミじゃない、タチバナか、トーガ」
「違う!」
一際大きい声を出したキッシーが、我に返って小さくなる。
「…お前が本当に好きなのって、トーガじゃないの?」