Golden Apple

それが飛び起きて、あたしもその姿をちゃんと見るのは久しぶりだなと思う。この前倉庫には来ていたけれど、コウヅカとは話したけれどタクトとは一言も交わしていない。

そうなると、結局何時ぶりになるのだろう。


「お、災いの元クラギ」

「…なにその呼び方」

「女引っ張ったり拉致されたり喧嘩して吐いたり」

「はあ?」

「で、体調は?」


その視線がミカミに移った。ご主人様が体調管理しているわけじゃないんですけどね、毎日あたしが飯を作ってんですけどね。

言いたいことが分かったのか、宥めるように背中を撫でられた。良好です、とミカミが答える。



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