Golden Apple

決めたのは、タクトでもコウヅカでもない。ずっと前からあるもの。

誰がこんなくだらないごっこ遊びを始めたんだか知らないけれど。

少なくとも、それは何かを守る為にあると思っていたから。

…分からないな、ミヤシタのしたいことが。


「卯月の居るところにミカミも居ると思ってる」

「ミカミも拉致られたのか?」

「あいつ貧弱だからさあ。そこら辺の野良猫乗っけるより容易かったんでしょう」


軽口を叩きながらヒガシノに背を向けた。今のあたしに油を売っている暇はないのだった。

ミカミは兎も角。小学生が一日二日帰らなかったら、流石の親でない保護者でも可笑しいと思うだろう。大袈裟になっても良いけれど、どこかこれはあたしも関係している事柄に巻き込まれた気がしている。



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