星屑ビーナス
「…ってお前、照れすぎ」
「だ、だって真崎さんがそんなこと言うからっ…」
「はいはい、悪かったよ。…ったく、そんな露骨に照れられたらこっちまで恥ずかしくなる」
「……」
見ればそう呟いた彼の表情も、こころなしか恥ずかしそうなものへと変わる。
(…初めて、見た)
またひとつ見つける、彼の知らなかった表情。
その姿にまたドキドキと心は音を立てて
止まっていたはずのものが動き出す。
「トイレトイレ…ってうわぁ!?悠と奥谷さん!?」
「うぉ!浅田!?」
「二人でトイレで顔赤くして何して…はっ、ストッキングまで破いてるし、まさか…!?」
「っ…誤解だーー!!」
ドキドキ、
ドキドキと
音を立てて
動きだす