★夏×冬＝春★

｢…………もぅ………｣

｢…あ？｣

｢……もう私っ……の事…飽きちゃった??もう別れ…る…じゃないの？｣

｢は?意味わかんねぇー｣

｢意味わかんないのは私だよっ……。｣


涙が止まらない。

………急に琉牙が私にキスをした。


｢…………｣


｢…わ、私のことなんか好きじゃない癖に……キスなんかしないでっ……｣


｢誰がお前のこと好きじゃないっつったよ。はぁーもぅそんなに嫌なら別れる？｣


……やだ……………



｢だって!!琉牙が!琉牙がわるいんじゃんかぁ!!私見たもん!!昨日若い女の人と歩いてるの!!ビルん中入ってったの……!!
最近連絡もしてないし…

ごめんねこんな重い女で…
そりゃ琉牙もいやだよね……。

｣




｢…………｣

｢このメイクだって…。昨日泣きまくって目が腫れちゃって…っ……琉牙に不細工な顔見せたくなかったし…それに……｣



ダンっ

｢…もういいから｣

琉牙が私を思いっきり抱きしめた。


｢……ごめんなぁ??でも俺未衣が好きだし浮気してない。｣

｢…ヒック………っう……じゃぁ…なんで………｣

そういうと琉牙はちょっと困った顔をしてでも

｢今日一緒に帰ろ？そしたら分かるから。｣

と優しく微笑みかけてくれた。