(短編)私と先輩の関係




ひとまず蛇口をひねって水を止め、音がする場所へ耳をすませる。


こういうことって、一度気になり出すと、突き止めなければ気が済まないタイプです。


音はどうやら、現在使われていない、昔英語研究室として使われていた場所からしている模様。


微かに開かれたドアの隙間から、恐る恐る中を覗いてみる。



この好奇心が一体どこから生まれてくるのか、自分でも不思議でなりません。


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