吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

「あー、会長。なんですか?」


"なんですか?"
そんなの自分がよく分かってるだろうに


「うん、ちょっといいか?」


平然を装い菊宮を連れ出す
二人で話せる場所…生徒会室に

朝の生徒会室には俺と菊宮しかいない


「で?なんだよ?」

「うん、単刀直入に言う」


俺は真っ直ぐ菊宮を見る


「お前だろ?昨日、小花を泣かせたヤツ」

「…だったら、なんだよ。会長には関係ないだろ?」


関係大有りだ


「小花は…俺のだ。泣かせるヤツは許さない」

「は?別に赤池さんは会長の彼女じゃないでしょ?」


まぁ、そうだね
"彼女"ではないね


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