【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
永太に優しく手を取られ歩いていると『そこ』に辿り着いたのがすぐ分かった。
何故ならその空間には、誰が来たって分かるくらいに神聖でいて膨大なオーラが溢れているのだから。
「ここは……?」
「ここは沖縄の神様が祀られている『アマミチューの墓』です。」
ロマンチストそうな澪ちゃんではなく、現実主義者の永太がパワースポットに連れてきてくれるなんて意外。
静寂の中に佇むそのアマミチューの墓は、何物にも侵されない強い何かで囲われているよう。
「さあ、ウートートー、しましょうねぇ。」
「ウートートー?」
永太の言葉に尋ね返すと、永太が絵画の一枚絵のような美しい微笑みを携えてこちらを見る。
「うちなーでは、神様や仏様に合掌することをウートートーと言うんです。」
そう言って、静かに合掌し目を閉じる永太は、一体何を願っているのだろうか。
私も、この神聖な空気の流れる空間の中で、静かに合掌し、目を閉じた。
何故ならその空間には、誰が来たって分かるくらいに神聖でいて膨大なオーラが溢れているのだから。
「ここは……?」
「ここは沖縄の神様が祀られている『アマミチューの墓』です。」
ロマンチストそうな澪ちゃんではなく、現実主義者の永太がパワースポットに連れてきてくれるなんて意外。
静寂の中に佇むそのアマミチューの墓は、何物にも侵されない強い何かで囲われているよう。
「さあ、ウートートー、しましょうねぇ。」
「ウートートー?」
永太の言葉に尋ね返すと、永太が絵画の一枚絵のような美しい微笑みを携えてこちらを見る。
「うちなーでは、神様や仏様に合掌することをウートートーと言うんです。」
そう言って、静かに合掌し目を閉じる永太は、一体何を願っているのだろうか。
私も、この神聖な空気の流れる空間の中で、静かに合掌し、目を閉じた。