【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
「なー、ユーリぃ?」



そんな他愛のない話をしていた私達だけど、雅治がゆるり、と立ち止まったせいで、私も足が止まる。



「ちゅーファミレスであびったくとぅ、しんけんやっさーからな。忘れんなよ。」



今日ファミレスで言ったこと…あ、首里城とか、ウェイクボードとかで頭から飛んでたけど、私、雅治に好かれてるんだよね。



それを意識した途端、雅治に見られているところとか、握られてる手から発火してるんじゃないかってぐらい熱が浮き上がる。



「やっさーから……永太んかいキスされたとい、さっこームカつくんやっさーや。」



「え…………!?」



何かを考える前に、雅治のターコイズブルーの美しい瞳が私にすい、と寄ってきた。



『ちょん』と一瞬だけ、唇と、ぎゅっと瞑った瞼に柔らかな感触を感じる。



「……じゅんに、しちゅんよ、悠莉。」




「は…はい。帰るまでに、真剣に考えます。あ…………あはは。」



こんなマジな…うちなーぐちでいう『しんけん』な雅治は滅多に見れないから、きっと私の顔は真っ赤で。



まだ会ってからそんなに経ってないし、それしか答えが返せなかったんだけど、雅治は満足そうに笑顔を向けてくれた。
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