負け犬予備軍の劣等人生
その後、
すぐにメールが入った。


『さっき、
恐いときに助けられなくて
ごめんな?
でも何もなくてよかった。
今日は遅くまでありがとう。』


嬉しくて、嬉しくて
涙が出そうになった。

いつも恋愛に奥手の私だけど
このままでは終われない。

帰ってから
すぐに電話した。


彼は
ちょっと驚いていたけれど、
私は今の自分を
包み隠さず打ち明けた。

『なんか、
さっきの別れ際、
聡君ともう、
次がないような気がした。』



彼はさっきよりも更に驚いた様子で


『え!?なんで!?
そんなつもりないよ!?
俺もまた遊びたいって思ってた。
じゃ、次会う日決めよう?
明日何してるの??』
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