負け犬予備軍の劣等人生
それに気付いたのか、
もしくは
全く手をつなぐ
気がなかったのかは
わからないけれど、
すぐ様、彼は

『寒くて限界・・・
移動しよう。』

と言ってきた。




ああああ・・・あれ!?





そういう反応は
ちょっと悲しい・・・。


まっ・・・
私、期待しすぎか・・・・
そうだよね・・・・
彼もタイミングとか
見計らっているかもしれない・・・

気にしない、気にしない。




その後、
高層ビルの最上階で
セレブリティーな
お値段のする鉄板焼き屋さんで
ディナーした。



流石、会計士様。



この歳で
こんな食事するなんて、
会計士がお金を持っているのは
確からしい。


最初のデートのときも
高級レストランだったけれど、
ご馳走なってばかりで
申し訳ない・・・。

今まで、男性とデートして、
セレブリティーな所には
いろんな方に
連れてってもらったけど、


誰一人、
恋愛対象には
見ることができなかった。
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