負け犬予備軍の劣等人生
軽い 「鬱」 
だったかもしれないけど、
病気というほどでは
なかったのだろう。

でも自分は
病気と決めつけていたから、
彼にそれを否定されたとき、
縛られていた何かに
やっと解放された気がした。



なんにせよ、
長年私を見ているから、
彼も私のことはお見通しなのだ。
 
そして、彼は続けた。


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