君のイナイ季節
車で。

ついつい寝てしまった。



そこで見た夢は。

太陽の光をキラキラと浴びて。

生き生きとバイクに乗る拓海くん。



今日見た、印象的な拓海くんが。

夢の中でも繰り返し、流れていて。



夢の中でもカッコイイな〜、なんて。

思っていた。



拓海くんが好きっていう想いは

この時を境に更に加速していった。

もう、誰にも止められないんだから。



ハッ、と目が覚めて。

一人でニヤニヤしてしまった。



「何笑ってるのー?」

横でパパがそう言って。

私は照れ笑いをして頭をかいた。
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